伝統的七夕(たなばた) 今年は8月20日

7月7日は七夕ですね。たぶん、みんなが知っています。これは新暦。
で、旧暦など太陰太陽暦にもとづく元来の七夕を「伝統的七夕」と呼んでいます。
国立天文台では便宜上、二十四節気の処暑(しょしょ=太陽黄経が150度になる瞬間)を含む日かそれよりも前で、処暑に最も近い朔(さく=新月)の瞬間を含む日から数えて7日目を「伝統的七夕」の日としています。

もともと七夕の行事は、7月7日といっても現在使われている暦ではなく、旧暦など太陰太陽暦の7月7日に行われていました。これは、月齢およそ6の月が南西の空に輝く夏の夜になります。現在の暦での7月7日は、たいてい梅雨のさなかで、なかなか星も見られません。そこで国立天文台では2001年から「伝統的七夕」の日を広く報じていくことにしました。

太陰太陽暦は、明治6年に現在の暦が採用されるよりも前の暦で、現在は公には使われていません。このため、伝統的七夕の日は、太陰太陽暦による7月7日に近い日として、以下のように定義します。

二十四節気の処暑(しょしょ=太陽黄経が150度になる瞬間)を含む日かそれよりも前で、処暑に最も近い朔(さく=新月)の瞬間を含む日から数えて7日目が「伝統的七夕」の日です。

2030年までの伝統的七夕の日は、下記の通りです。

2015年 8月20日
2016年 8月9日
2017年 8月28日
2018年 8月17日
2019年 8月7日
2020年 8月25日
2021年 8月14日
2022年 8月4日
2023年 8月22日
2024年 8月10日
2025年 8月29日
2026年 8月19日
2027年 8月8日
2028年 8月26日
2029年 8月16日
2030年 8月5日

伝統的七夕の日は梅雨明け後で晴天率は高く、月は夜半前には沈み、その後は天の川がくっきりと見える観察条件となります。自然科学研究機構 国立天文台HPより

国立天文台は、伝統的七夕の日にちなんで、多くの人が暗い夜空に光る星と天の川を楽しめるよう、明かりを消して星空に目を向けよう、と呼びかけています。キャンペーンについて詳しくは、伝統的七夕ライトダウン推進委員会のウェブペサイトをご覧ください。
子どもたちと星空をながめるいい口実になりそうですw
今年は8月20日(木)。晴れるといいですねー!