新発田市小・中学校PTA連合会研究大会2015

平成27年12月12日(土)、新潟県新発田市内の小中学校PTAが主催する研究大会が新発田市生涯学習センターでありました。

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今回は、法務省委託事業としての人権講演会も兼ね、新発田市教育委員会と新発田・村上地域人権啓発活動ネットワーク協議会の共催となりました。準備は本年度の役員の方々。

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テーマは「いのちの花をさかせよう」
講師は真言宗大谷派僧侶でシンガーソングライターでもある鈴木君代さん。
歌と講話を交えたスタイルでした。

京都出身。真宗大谷派僧侶。
大谷大学卒業後、真宗大谷派宗務所(東本願寺)に勤務。
10歳でギターを始め、大学時代は軽音楽部に所属。
いのちや愛をテーマにしたは50曲以上の自作曲がある。
毎月京都市でライブを開催。また全国各地へ赴き活動。

幼いころから感受性が強く、情緒不安定だった鈴木さんは、6歳の時、ご両親の離婚によって独身の叔母さんの養女になりました。小学校4年の時、仲のよかった友だちから「あなたとは遊べない。父親のいない家の子とは遊ぶなとお母さんに言われた。」、教師からは「父親がいないからと、優しく見てやっているのに、少しもいい子にならない」という言葉がきっかけで自律神経失調症になったそうです。どこの病院にいっても治らないことを知り、小学校5年生の時に夏休みの間お寺に預けられることに。お寺で哲学や自殺の本を読んでいると、お坊さんにとりあげられ「蝉が鳴いているでしょう?蟻が歩いているでしょう?草花がいのちいっぱいに咲いているでしょう?これはすべて君代ちゃんと同じいのちなんだよ。」という言葉をかけられ、驚き、いのちの平等を教えられたといいます。それで、お寺に生まれたわけでもないのにお坊さんになる決意をしたそうです。大学で軽音楽部に所属し、自らの経験や親鸞聖人の教えを歌い広めていこうと活動されているとか。

いのちの平等、差別をなくすことの大切さが伝わってきました。

昨年、新発田市主催で公演を行い好評だったことから、そのリピーターの方も多数お見えになっていたようです。最前列のおばあさんはずっと泣いていました。詳しくは書籍「いのちの花をさかせよう」(自照社出版Amazon)で。

反省会では、子どもたちにも聞かせたいなど、今後の展開も検討されました。

話の中で、第一中学校区では、校区の小中学校合同のPTA役員交流の機会があるそうで、他の校区でもやれば有意義ではという声も聞かれました。本丸校区だと、本丸中学校、外ケ輪小学校、東豊小学校そして二葉小学校の小中連携も今後の課題になってくるんだろうなと思いました。