平成28年度 第53回卒業証書授与式

平成29年3月24日、新発田市立二葉小学校の第53回卒業証書授与式がありました。
6年生が新しいステップにすすみました。


とても厳かで凛々しい、成長がまぶしい卒業生。
元気に送り出した在校生。
すばらしい卒業式でした。
また、定年退職される荒木校長先生にとっても、最後の卒業式でした。
「いのちのバトン」のお話は心に残りました。

終了後、卒業生は学年PTAの「卒業を祝う会」(月岡温泉ニューホテル冠月)へ。
お世話になった先生や保護者への感謝の言葉が印象的でした。

先生方、保護者の方々、来賓の方々、学年PTAの方々、ありがとうございました。

ちなみに、今回のPTA会長の祝辞です。

祝辞

卒業生の皆さん、いよいよ卒業ですね。
私もこの学校の卒業生ですが、皆さんの場所に座っていたのは、かれこれ38年前になるでしょうか。
そのとき、どなたがどんなお話をされたのか、実は全く覚えていません。(ゴメンナサイ)
だから、皆さんには一つのことだけお伝えできればいいなと思います。

先ほど校長先生から命のリレーのお話がありましたね。
約20万年前にいまの人類の祖先が現れたといわれています。
国連の推計では、これまでのトータルで、この地球上にホモサピエンスが1,070億人くらいいたそうです。いま生きているのは74億人でしょうか。厳しい環境の中で、私たちホモサピエンスが生きてこられた最大の武器は社会性と好奇心だと言われています。
支えあって、力を合わせること。様々なことを考え学び伝えていくこと。それこそが「生きる力」なのです。しかし、社会では争いや弱い者いじめも起こります。それを乗り越える知恵もまた、私たちは受け継いで伝えていかなければなりません。

いま、かつてないほど、ものすごいスピードで世の中が変わっていきます。正解のない、だれも経験したことのない時代を生きていく私たちにとって、やはり最大の武器は支えあい、力を合わせてチャレンジすること、いろんな知恵を学び伝えていくことだろうと思います。
それには「感謝する、裏切らない、嘘つかない、筋を通す、約束を守る」…など、人間関係を築く上で、当たり前の事が大切になります。

これから中学校、高校とステップアップしていく中で、成長した分だけ皆さんの責任が増えてくることでしょう。自分で考え、決断していくために「生きる力」を学びそれを伝えていける…そんなホモサピエンスになっていただけたら嬉しいです。
まずは、おうちの方、先生方、地域の方々…お世話になった方々に感謝の気持ちを伝えることからはじめましょう!
ご卒業、おめでとうございます。

さて、保護者の皆様、本日はおめでとうございます。
二葉の子どもたちは素晴らしいと、各方面の方々からいわれます。年々たくましくなる子どもたちの成長はマブしくて大変誇らしく思います。これも皆様のご家庭の教育の素晴らしさだと考えております。本当にありがとうございます。

最後に、校長先生はじめ先生方、地域の方々、子どもたちに真摯に寄り添っていただき、ありがとうございます。これからも末長く、あたたかく見守っていただけたら幸いです。

平成29年3月24日
PTA会長 井澤栄一郎

おしまい。