豪雨時ハザードマップ

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平成27年9月10日現在、台風18号や台風から変わった低気圧に向かって湿った空気が流れ込んでいる影響で、宇都宮地方気象台は「栃木県では、50年に一度の大雨となっている所があります」と発表しました。今後も1時間に80mmを超える雨量が予測されるということです。

気象庁報道発表資料によると

関東地方から東北地方南部にかけて発達した積乱雲が南北に連なり、雷を伴って非常に激しい雨が降っています。
栃木県では降り始め(7日18時)からの総雨量は、多いところで400mmを超えているところがあり、 記録的な大雨となっています。
このため降り始めからの総雨量が多くなり、観測史上1位の値を更新している地点が多数あり、更に増える見込みです。
9日24時から10日24時までの24時間雨量(多い所)栃木県 200mm

新潟県の阿賀野川でも氾濫の危険が高まっていて洪水警報がでています。

都市の下水は一般的に最大降水量として1時間に50~60mm程度を想定しているため、これを超える雨量では短時間であっても処理しきれずに都市型洪水を発生させるそうです。新発田のハザードマップをみると、最大で1時間に70mmの想定があります。このときの二葉小学校の水位は最大50cmになるようです。

P17-18豪雨3_本庁佐々木3M
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さて、二葉地区で甚大な被害があった下越水害(1966年(昭和41年)7月17日)・羽越水害(1967年(昭和42年)8月26日から8月29日)は各地で降り始めからの雨量がおおむね300mmを超えていたということですが、加治川水系では加治川ダムで496mmに達しました。

昭和42年当時の8月26日~28日の総雨量

近年の集中豪雨多発の傾向を見ると、想定を上回る雨量が短時間に、断続的に計測され被害がでているようです。

二葉小学校は比較的低地で、水害時には避難所として機能しないそうですので、新発田市の情報や各町内の自主防災組織の情報を注視して適切な行動をとる必要があります。

日ごろから確認しておきたいですね。

新潟地方気象台

新発田市

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