このたび、新発田市立二葉小学校PTAが新潟県の「小・中・特別支援学校PTA指導者研修会」で事例発表をさせていただくということで、資料をつくりましたので共有です。
まずはオープニング映像です。
紙媒体の資料はあらためて見ると字が細かすぎですね(汗
※配布するのはモノトーン。
page①
page②
page③
資料 二葉小学校グランドデザイン
page④
page⑤
資料でおやじの会の募集チラシと教育基本法のこと。
資料は簡単にまとめたので、ちょっと背景を。
G7教育大臣会合(倉敷市)でだされた倉敷宣言…読みましたか?
例えば、こんなことが織り込まれています。
We, furthermore, underline the need for shared understanding that education should be delivered in the framework of societies and should be open to, instead of being isolated from, societies and that societies themselves should be open and diverse, respecting all traditions and cultural values. We also acknowledge that education should help children and youth experience the effect of influencing and learning from society and recognize their individual roles and responsibilities within the society. We highlight the importance of sharing the view that the entire society fosters the next generation through education in close cooperation among education institutions, families, local communities and all relevant stakeholders.
さらに、我々は、教育は社会の枠組みの中で営まれ、社会と分断されるのではなく社会に開かれたものであると同時に、社会そのものがオープンかつ多様でありすべての伝統や文化的価値を尊重するものであるべきとの共通理解の必要性を強調する。子供や若者が社会生活に影響を与え、そこから学ぶ効果を経験することにより、社会における個々の役割や責任を自覚する重要性を認識する。そして、学校・家庭・地域や全ての関係者が緊密な連携を図り、次世代を担う子供は地域・社会全体で支え・育てていくという認識を共有する重要性を強調する。
どこの国でも社会全体で子どもを育んでいこうという認識は重要だということですね。
ちなみに、前提として「貧困、若者の失業や社会経済的不平等、最近の国境を越える移民・難民 のかつてないほどの増大、一部の若者の間での暴力的な過激化・急進化等、根深い課題や新たな課題と対峙している我々は、「社会的包摂」、「共通価値の尊重」を促進する上で、教育が重要な役割を果たすことができると信じる。誰ひとり排除せず、すべての人が最大限の可能性を発揮できるよう、社会を生き抜いていくために必要な力を培うとともに、社会形成や地方創生に積極的に貢献し、生きがいを感じることができるよう、教育がそうした社会への変革を支えていくことを我々は認識する。そして、生涯学習を通じた、すべての人に対する公平で質の高い教育の実現に向け、我々はあらゆる努力を尽くしていくことを約束する。」という考え方があるようです。
これに先立って平成27年12月に新しい時代の教育や地方創生の実現に向けた学校と地域の連携・協働の在り方と今後の推進方策について(答申)(中教審186号)というのが出されました。
理念としては「未来を創り出す子供たちの成長のために,学校のみならず,地域住民や保護者等も含め,国民一人一人が教育の当事者となり,社会総掛かりでの教育の実現を図るということであり,そのことを通じ,新たな地域社会を創り出し,生涯学習社会の実現を果たしていくということ」。
で、「誰かが何とかしてくれる,のではなく,自分たちが「当事者」として,自分たちの力で
学校や地域を創り上げていく。子供たちのために学校を良くしたい,元気な地域を創りた
い,そんな「志」が集まる学校,地域が創られ,そこから,子供たちが自己実現や地域貢
献など,志を果たしていける未来こそ,これからの未来の姿である。」といってます。
答申なので、政策に反映されるのはタイムラグがあるんでしょうが、こんな流れで文部科学省が考えていくということなんだろうと思います。