最近、相次いでメディアでとりあげられた「Filii(フィリー)」というアプリ。
SankeiBiz「LINEやカカオトークの危険も察知 こどもをネット上の問題から守る Android対応「Filii(フィリー)」6月30日開始」によると
エースチャイルド株式会社(本社:東京都品川区、代表取締役CEO:西谷 雅史)は、こどものネット利用での問題として注目される、ネット上の犯罪やいじめ、出会い系、有害情報、炎上などの危険からこどもを守るWebサービス『Filii(フィリー)』のβ版(無償)を提供しています。6月30日、Android対応のスマートフォン用アプリケーション(以下、スマホアプリ)「Filii」をリリースしました。
Filii(フィリー)ホームページによると、子どものスマートフォンにこのアプリをダウンロードして設定するだけで対策が講じられるんだとか。以下、コンセプトです。
1.リスクの温床となるダイレクトメッセージも分析対象
外から見えないダイレクトメッセージ機能がいじめ、出会い系、
犯罪などの温床になっています。Filiiはこれを解消する有力なサービスです。2.プライバシーを考慮 会話の原文は見れない
投稿やダイレクトメッセージを分析し、問題があればアラートで伝えます。
会話文をそのまま転送するわけではありません。お子様も安心して利用できます。3.簡単に、効率的に 大量のデータを要約/集約、予測
ネット上の大量データを毎日すべて、確認することは難しいでしょう。Filiiは
効率的な状況確認手段です。傾向分析により、先手を打った対応ができます。
iOS用アプリのリリースは検討中とのことで、まだできたてホヤホヤ感はありますが、ほんとうに有効かどうかチェックしていきたいと思います。
ちなみに、アメリカではいじめを匿名で通報できるアプリ「Stop!t」が登場。2014年8月のリリース以来、アメリカ13州の78校で採用されているそうで、大学や仕事場にもユーザーを広げていく計画。仕事場も?と思いましたが、たしかに子どもの課題は社会の縮図ってことでしょうか…世界中でいじめは大問題なんですね。日本にはまだ対応していないそうですが、ICTで社会の課題を解決していこうという動きは今後広がっていきそうですね。(WIRED)